

当社が提供するニューロコンサルティングは、脳科学の産業応用に精通した当社の専門コンサルタントが、
- お客様の課題やニーズをお尋ねした上で仮説を構築
- 当社のナレッジをもとに、より詳細な調査を実施し仮説を検証
- 脳科学の応用可能性を踏まえた事業戦略をご提案したのち
- 最先端の脳科学技術を保有する専門企業や研究機関・専門家を選定し
- これらの機関と協働でお客様の様々な企業活動を支援する
脳科学の導入に関する ワンストップ・コンサルティングサービス です。
近年著しい発展を遂げている脳科学技術を商品開発、マーケティング等の多岐に渡る企業活動に取り入れることで、従来以上の生産性・高付加価値の実現をご支援いたします。
また、上記のニーズインのサービスだけではなく、脳科学関連技術シーズの事業化もご支援いたします。(詳細はお問い合わせください)
ニューロコンサルティングのサービスモデル



脳科学は、我々の人間らしさの根幹とも言うべき「脳」を対象とする科学領域です。近年この脳科学は、多岐に渡る分野で目覚しい発展を遂げています。
また、連日のように「脳」というキーワードがメディアを賑わせるなど、脳科学に対する社会や消費者の関心・興味の高さも伺えます。
こういった脳科学の発展や脳ブームを牽引したのが、脳の構造や機能を、放射線や外科手術を使用せず簡便に可視化できる計測技術、すなわち「ニューロイメージング技術」です。
人間の感性を生理反応から解析するEEG(Electroencephalogram)、脳や脊髄の活動に関連した血流の変化から脳の活性化部位を可視化するfMRI(functional Magnetic Resonance Imaging)、近赤外線光を利用し簡便に脳機能をマッピングできるNIRS(Near Infra-Red Spectroscopy)などがその代表です。
| EEG |
脳から生じる電気活動を頭皮上に置いた電極で記録し観察する方法。時間分解能が高く、得られた脳波データからヒトの感性や注意等を即時的に解析できることが特徴。 |
| fMRI |
血液中のヘモグロビン酸化度に基づく信号変化から脳活性化部位を画像化する技術。空間分解能に優れ、ヒトの活動と脳活性化部位との関連を調べた研究成果が多い。 |
| NIRS |
近赤外光を頭部に照射して、血液中のヘモグロビンの状態を分光分析に基づいて調べ、ヒトの活動に関する脳の活性状態を捉える技術。身体を拘束せず、簡便に計測できる。 |
これらの技術が開発されたことで、人間の心の働き(認知、記憶、思考、情動、意志など)を生み出す脳の仕組みが明らかになりつつあります。
ニューロイメージング技術やそれを利用した様々な技術の発達に伴い、脳科学は、幅広い業界や企業活動への産業応用が進められつつあります。
- 脳活動を可視化することで消費者の嗜好や感性を明らかにし、マーケティング活動に応用するニューロマーケティング
- 行動経済学を脳科学の見地から紐解くニューロエコノミクスの販売促進への応用
- 消費者の感性を定量化し、感性価値を評価・向上させた消費財等の商品開発
- 脳活動の情報を利用して外部機器を制御するブレインマシン・インタフェース(BMI)技術を応用したコミュニケーション支援器具・玩具等の製品開発
- 脳活動をその本人に自覚させて、無意識を意識化するニューロフィードバック技術を応用したリハビリテーション装置等の製品開発
このように、応用の分野は非常に多岐に渡ります。


一方で、脳科学は種々の学問分野の知を結集した融合科学領域であることから、その全体像を理解することは非常に困難です。
脳活動を計測する技術も、EEGやfMRI、NIRSなど様々なものが存在するだけではなく、これらの脳活動計測技術を保有する専門企業も多種多様で、どの企業のどの技術を利用すべきであるかを判断するのは容易ではありません。
また実験計画の立案も手探りで始める必要があるだけでなく、脳科学技術を企業内で利用する際には、機器利用上の安全性の保障・高度な個人情報である計測データの管理等倫理面への配慮も必要不可欠です。
さらに市場からの信頼を勝ち取るためには、脳科学に関する情報を適切に整理して消費者に発信していくことも鍵となります。
このように、脳科学の企業導入にはいくつかの課題があると言えます。



ここに示すように、ニューロイメージング技術を利用したニューロコンサルティングの応用事例は枚挙に暇がありません。お客様のご要望・課題の数だけ、脳科学の応用の可能性は広がっていきます。
ニューロR&D
商品企画や開発設計時におけるデザインや操作性等の絞り込みや機能の評価など、脳活動計測・解析技術を利用した新製品・新サービス企画開発および事業化支援
当社の実績の一例(東海光学株式会社様ベルーナレゾナスの開発)
| 株式会社脳機能研究所が開発した「感性スペクトル解析システム(ESA)」を活用し、眼鏡レンズを利用した時の脳波データから読み取れる感性結果評価と、モニター主観評価を合わせ、人間工学に基づくレンズ設計にフィードバック。この一連の作業を繰り返すことで、「装用感を向上させた遠近両用レンズの開発」に成功しました。 |
ニューロマーケティング
広告宣伝等の効果やブランド訴求力等の調査、新製品・新サービスの市場調査など、脳活動計測・解析技術を利用した市場調査、購買動機調査、消費者心理調査
ニューロヘルスケア
脳活動計測・解析技術を利用した認知症、ストレス症候群等の早期発見、リハビリテーションやヘルスケア関連商品やサービスの開発および事業化支援
ニューロリスクマネジメント
集中力や緊張度の評価による事故防止対策、商品・サービス等の安全対策の評価など、脳活動計測・解析技術を利用した安全対策、事故防止策の企画
ニューロエデュケーション
集中力、緊張度やリラックス効果の評価など、脳活動計測・解析技術を利用した脳学習力改善・向上や教育プログラムの開発および事業化支援


商品開発を例にニューロコンサルティングのサービスプロセスをご紹介します。お客様のニーズやプロジェクトの性質に合わせ、調査支援からプロジェクトの実行支援までのサービスコンテンツを、柔軟にカスタマイズしてご提案いたします。





また当社では、我が国の脳科学研究を代表する学術団体である日本神経科学学会の協力を得て、産学連携による応用脳科学のオープンイノベーションを推進する研究プラットフォーム『応用脳科学コンソーシアム』を2010年10月1日に創設致しました。
本コンソーシアムでは、異業種の民間企業と異分野の脳科学及びその関連領域の研究者が一堂に会し、脳科学及びその関連領域の最新の研究知見を基盤に、日本神経科学学会から科学的・倫理的な観点からの助言を受けた上で「研究開発」「人材育成」「人材交流及び啓発」の3つの活動に取り組んでいます。この中でも「研究開発」については、本コンソーシアムの主要組織の1つである「応用脳科学R&D研究会」において、本コンソーシアムの特別会員が主体となってテーマ設定をし、他の特別会員、R&D研究会員及び協賛会員の民間企業や脳科学及びその関連領域の研究者と共に、オープンイノベーションモデルの応用脳科学研究の推進とその事業活用の実現を目指します。
※詳細は、応用脳科学コンソーシアム
のWebサイトをご覧ください。
設立の背景及び課題認識
脳科学研究は、「脳の可視化」を実現する各種計測技術・情報技術の飛躍的進歩に伴い、現在急速な発展を遂げつつあります。この結果、我々人間の認知・行動・記憶・思考・情動・意志といった「心」の働きに関する研究知見が急速に蓄積されると共に、これらの知見を核とし、経済学・社会学・生理学・認知心理学等の様々な研究領域と融合した「応用脳科学研究」とその事業活用に関する取り組みが、分野を問わず世界規模で活発化しています。具体的には、脳活動を可視化することで消費者の嗜好や感性を明らかにしてマーケティング活動に応用するニューロマーケティング、これらの結果を応用し感性価値を向上させた商品・サービス等の開発、脳活動の情報を利用して外部機器を制御するブレインマシン・インターフェース(BMI)技術を応用したコミュニケーション支援器具・玩具等の製品開発等、応用の事例は枚挙に暇がありません。これらの先進的事例は、消費者のQOLの向上、ひいては産業経済活動の活性化をもたらすものであると考えられます。
これらの応用脳科学研究及びその事業活用を推進するためには、脳科学が、複数の学問分野及び産業分野の技術・知見及びノウハウと融合することで一層の成果を生み出すという特徴を持つことから、それぞれの専門知見を有する研究者や企業等が共同で研究に取り組むことが重要です。さらに、より適切な応用脳科学研究を推進し、社会全体に価値のある事業活用を実現するためには、研究に携わる者が倫理面・安全面に配慮しつつ、各々の専門的な研究知見を持ち寄って多角的な視点から科学的検証を行うことが必要不可欠であると言えます。しかしながら、我が国においては、脳科学に関する学術研究や各個別企業の取り組みには目を見張る成果があるものの、当該成果の応用や事業活用を目的とした産業界と学術界の連携の動きは必ずしも活発ではありません。
設立の経緯とミッション
こういった課題認識の下、本コンソーシアムは、我が国の脳科学研究を代表する学術団体である日本神経科学学会の協力を得ることで、本コンソーシアムにおける各活動に対して科学的・倫理的な観点からの助言を受けた上で、異業種の民間企業と異分野の脳科学及びその関連領域の研究者が一堂に会する研究プラットフォームを提供し、脳科学及びその関連領域の最新の研究知見を活用した応用脳科学研究の推進とその事業活用の実現を目指すとともに、これらの成果の社会還元に貢献する人材の育成に取り組みます。今後は、本コンソーシアムにご賛同頂ける民間企業及び研究者のご参加を広く募り、将来的には脳科学に関連する他の学術領域の学会や研究者との連携強化も図りながら、応用脳科学を切り口とした我が国発のオープンイノベーションを一層推進していく所存です。
全体構成
本コンソーシアムは(1)応用脳科学R&D研究会、(2)応用脳科学アカデミー、(3)応用脳科学ネットワークの3つの機能を有します(詳細は次項を参照)。また本コンソーシアムの意思決定機関として、特別会員の民間企業、日本神経科学学会から招聘するサイエンティフィックアドバイザー及び事務局から構成されるステアリングコミッティを設置します。なお本コンソーシアムは将来的に、他学会や様々な分野の研究者、さらには各省庁や業界団体との連携も視野に入れています。
応用脳科学コンソーシアム(CAN)の全体構成 |
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※日本神経科学学会及びサイエンティフィックアドバイザーの役割
日本神経科学学会は、サイエンティフィックアドバイザーをステアリングコミッティに派遣することで、本コンソーシアムが研究倫理、発表・報道倫理等を含め科学的かつ倫理的に適正な運営を図ることができるように助言・問題提起等を行う役割を担います。一方で、本コンソーシアムから創出された研究成果や各種の知的財産及びこれらが社会に与える影響等に関する責務は、各活動に参加しこれらを行使する会員にあり、日本神経科学学会は関知致しません。 |
活動内容
本コンソーシアムは、(1)応用脳科学R&D研究会、(2)応用脳科学アカデミー、(3)応用脳科学ネットワークの3つの各機能において、以下のような活動を行います。
(1)応用脳科学R&D研究会
応用脳科学R&D研究会は、異業種の民間企業と異分野の研究者が、応用脳科学研究の推進とその事業活用を目指す研究開発のプラットフォームです。
各R&D研究会は各特別会員によって設置され、当該R&D研究会ごとに掲げられたテーマについて、専門的な研究知見を有する脳科学及びその関連領域の研究者を招聘して研究活動を行います。R&D研究会には、テーマを設定した特別会員の他に、当該テーマ設定企業である特別会員が参加を認めたR&D研究会員や、その他特別会員及び協賛会員が参加します。
R&D研究会における研究活動は、将来的にコンソーシアムからスピンオフし、研究成果をもとにした共同実証実験(さらには事業活用)に移行することを目指して進められます。一方、各R&D研究会の成果は、当該R&D研究会の参加会員及び研究者によって共有され、参加会員は成果を自社に持ち帰り、自社の事業活動に応用することも可能です。
(2)応用脳科学アカデミー
応用脳科学アカデミーは、脳科学の基礎知識から最先端の知見にいたる専門的な研究知見を有する脳科学及びその関連領域の研究者を講師として招聘し、事業活用という観点から脳科学を学ぶことで、応用脳科学研究及びその事業活用に貢献する人材育成のプラットフォームです。応用脳科学アカデミーは、必要最低限の脳科学の知識や倫理に関する知識を学ぶ「必修コース」と各論からなる「選択コース」に大別されます。応用脳科学アカデミーには、協賛会員を除く全ての会員が参加可能です。
(3)応用脳科学ネットワーク
応用脳科学ネットワークは、会員と研究者の交流、各種研究活動・人材育成活動に資する情報の収集及び本コンソーシアムの活動の社会への発信を促進する人材交流及び啓発のプラットフォームです。応用脳科学ネットワークでは、ウェブサイトやメーリングリストの運営、脳科学及びその関連領域の研究知見や応用脳科学研究及びその事業応用事例の収集、本コンソーシアムの活動の情報発信等を行います。応用脳科学ネットワークには、すべての会員が参加可能です。
会員種別
本コンソーシアムの会員には、以下のような種別があります。
特別会員
特別会員は、ステアリングコミッティの構成委員として本コンソーシアムの運営において中心的な役割を果たします。また応用脳科学R&D研究会を1つ設置することができます。さらに応用脳科学アカデミーや応用脳科学ネットワークに参加することができます。
R&D研究会員
R&D研究会員は、応用脳科学R&D研究会に1つ参加することができます。さらに応用脳科学アカデミーや応用脳科学ネットワークに参加することができます。
アカデミー会員(法人会員、個人会員)
アカデミー会員は、応用脳科学アカデミーや応用脳科学ネットワークに参加することができます。
協賛会員
協賛会員は、応用脳科学R&D研究会や応用脳科学アカデミー、応用脳科学ネットワーク等の本コンソーシアムの活動において、自社の技術やノウハウを会員に提供することで研究活動を支援します。
より詳しい情報とコンソーシアムへの入会について
応用脳科学コンソーシアムにご関心のある方は、応用脳科学コンソーシアム
のWebサイト(別画面が開きます)をご覧ください。また応用脳科学コンソーシアムの概要は、同サイトからダウンロードできます。
また本コンソーシアムへのご入会をご検討されている方は、同サイトのコンソーシアム入会申し込みフォーム
からお問い合わせください。
ニューロコンサルティング 関連情報
メディア掲載
関連レポート
『情報未来』
書籍案内
- 本番で負けない脳―脳トレーニングの最前線に迫る (2010年1月29日)
| 2009年5月に放送されたNHK・クローズアップ現代「勝負強さは“脳”が決め手」の取材記録をまとめた書籍において、当社が独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託を受けて作成した調査報告書の内容が書籍に紹介されました。 |
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