地域住民の生活において病院は欠かせないものであり、重要な役割を担っています。しかしながら多くの病院では利益率が1%を切っており、なかには債務の返済が出来ないだけでなく、赤字を繰り返し、このままでは存続自体が危ぶまれる病院も見受けられます。
NTTデータ経営研究所ではそのような病院様に対しまして、「経営の改善及び強化」を実施していくことを提案いたします。
病院再生には2つのフェーズが必要
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「不足機能の追加」と「病床機能等見直し」
現在の実績や体制を基にその病院の経営改善の方向性を決めることには問題があります。なぜならば、「病院再生」が必要な病院のほとんどが、その本来の力を出し切れておらず、「病床機能」以前の問題を抱えている状態にあります。このような状態で経営改善の方向性を決めてしまうと、不要な病床転換や、最悪の場合、病床の返還をしてしまい、大切な収入源である入院機能を削減することになりかねません。
よって、病院再生においてはまず、“Phase1”として他病院と比べて不足している業務・機能・意識・努力等の基本的項目を改善し、病院本来の能力を発揮させるために必要な「不足機能の追加」を検討し、病院様の機能向上を図ります。
そのうえで、“Phase2”として今後の医療行政や地域の状況等の外部環境を見極めて、基本的改善では対応できない病床の種別の見直しや、診療科の見直し、また、大規模改修の必要性の判断を行います。実は、判断の結果、変更は不要という場合もあるのです。
<コンサルティングの流れ>
「見える化」によるわかりやすい「現状分析」と具体的な「アクションプラン」
「現状分析」では、病院様における単なる収支状況比較ではなく、その状況をもたらした病床稼働率や紹介率等の運営指標を最大限利用することにより、危機的状況を生み出している本当の原因を探します。また、それら指標を構造的に分かりやすく「経営構造ツリー」として「見える化」することにより、経営者は視覚的にも問題点を認識しやすく、改善意欲の向上にもつながります。
「アクションプラン」ではより具体的な改善計画を策定いたします。「現状分析」によって明確になった「不足機能」を補うために必要な要因を詳細に分解し、問題点を細分化します。さらに個々の問題に対して目標値を設定するだけでなく、その実現に向けた具体的方策を提案いたします。
改善した内部環境と外部環境をもとにした「病院機能改善」
「現状分析」及びPhase1「不足機能の追加」の実施により、病院様の潜在能力が見えてきた段階で、初めてPhase2「病院機能等見直し」が実施可能となります。
「病院機能改善」では、病院様における内部環境及び外部環境をクロスSWOTを用いて分析します。分析の結果、得られたビジネスモデル案それぞれについて、実現可能性とその効果をシミュレーションして、病院様にとって最適なビジネスモデルを提案いたします。
また、その実施に当たっては、ビジネスモデルの実現に向けた病院機能改善計画を策定するとともに、当社コンサルタントが院内プロジェクトチームに参画し、具体的な改善策を提案させていただき、円滑な病院機能改善を実現いたします。
※「病院機能改善」検討の結果、病床の種別の変更に伴う改修工事等の追加融資の要否・規模が明確化できます。