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応用脳科学アドバンスコース「ソーシャル・ウェルネスマネジメント」第1回(山口先生・柿木先生)

タイトル「人の成長と脳」

講師紹介

山口 真美(やまぐち まさみ)先生

  • 山口先生 写真
    【現職】
    • 中央大学文学部 教授
    • 放送大学 客員教授
    【ご経歴】
    • 昭和62年中央大学文学部卒業
    • 平成元年お茶の水女子大学大学院人文科学研究科心理学専攻修了
    • 平成6年ATR人間情報通信研究所滞在研究員
    • 平成7年お茶の水女子大学大学院博士過程人間文化研究科単位取得退学
    • 平成8年福島大学生涯学習教育研究センター助教授
    • 平成10年中央大学文学部心理学研究室助教授
    • 平成18年科学技術振興機構さきがけ研究員
    • 平成21年日本赤ちゃん学会事務局長
    • 平成22年日本学術会議連携会員
    • 平成23年放送大学乳幼児心理学客員教授
  • 【研究概要】

    様々な特性を持つ子どもたちの乳児期の視覚認知機能の成熟を、行動および脳機能から検討している。

  • 【主なご実績】
    • Yang, J., Kanazawa, S., Yamaguchi, M.K., & Kuriki, I. (2016). Cortical response to categorical color perception in infants investigated by near-infrared spectroscopy. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America. 113(9),2370-2375.
    • Yang, J., Kanazawa, S., Yamaguchi, M.K., & Motoyoshi, I. (2015). Pre-constancy vision in infants, Current Biology. 25(24), 3209-3212.
    • Otsuka, Y., Ichikawa, H., Kanazawa, S., Yamaguchi M.K., & Spehar, B. (2014).Temporal dynamics of spatial frequency processing in infants. Journal of Experimental Psychology: Human perception & erformance, 40(3), 995-1008.
    • Otsuka, Y., Motoyoshi, I., Hill, H., Kobayashi, M., Kanazawa, S., & Yamaguchi M.K. (2013). Eye contrast polarity is critical for face recognition by infants.Journal of Experimental Child Psychology, 115(3), 598-606.
    • Kobayashi, M., Otsuka, Y., Nakato, E., Kanazawa, S., Yamaguchi, M. K., Kakigi, R. (2012). Do infants recognize the Arcimboldo images as faces? Behavioral and near-infrared spectroscopic study. Journal of Experimental Child Psychology,
    • Yang, J., Otsuka, Y., Kanazawa, S., Yamaguchi, M.K., Motoyoshi, I. (2011). Perception of surface glossiness by infants aged 5 to 8 months. Perception, 40, 1491-1502.
    • 山口真美(2016)自分の顔が好きですか?「顔」の心理学 岩波ジュニア新書
    • 山口真美(2016)発達障害の素顔ー脳の発達と視覚形成からのアプローチ 講談社ブルーバックス
    • 山口真美(2015)顔を忘れるフツーの人、瞬時に覚える一流の人―「読顔術」で心を見抜く, 中公新書ラクレ
    • 山口真美(2014)赤ちゃんに学ぶ「個性」はどこから来たのか 講談社
    • 山口真美.(2013).赤ちゃんは顔をよむ,角川ソフィア文庫.
    • 山口真美・柿木隆介(編著).(2013).顔を科学する 適応と障害の脳科学,東京大学出版会.
    • 山口真美・金沢創.(2008).赤ちゃんの視覚と心の発達,東京大学出版会.
    • 山口真美.(2006). 赤ちゃんは世界をどう見ているのか, 平凡社新書.
    • 山口真美.(2005). 視覚世界の謎に迫る:脳と視覚の実験心理学, 講談社.

開催概要

講義内容
ヒトはなぜ、多くの顔を覚えられるのか、形や空間を認知する能力は、どのように形成されるのか。その背景には、赤ちゃんからの学習の極意が隠されている。ヒトの持つ高度な視覚や認知能力の形成過程と、その背景にある脳のメカニズムの発達について、最近の研究から明らかになったことから解説する。データを産出した実験は、赤ちゃんが特定の対象を好むことをベースに行われる。乳幼児期の発達を支える特定の対象への好みの発達と、赤ちゃん特有の学習様式について解説する。
日時
2017/10/6(金)13:30~17:00(13:10より受付開始)
※ 山口先生のご講義は、13:30~15:00です。
場所
▶ワテラスコモン(御茶ノ水)
(東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地)
お問い合わせ先
本アカデミーに関するご質問等は、応用脳科学コンソーシアム事務局ホームページの ▶お問い合わせフォームより、お問い合わせください。

タイトル「顔認知システムの脳科学的解明」

講師紹介

柿木 隆介(かきぎ りゅうすけ)先生

  • 柿木先生 写真
    【現職】
    • 自然科学研究機構生理学研究所統合生理研究部門・教授
    • 国立大学法人総合研究大学院大学生命科学研究科・教授
    • 順天堂大学医学部医学科・客員教授
    【ご経歴】
    • 昭和53年九州大学医学部卒業
      九州大学医学部付属病院にて研修(内科、神経内科)
    • 昭和57年佐賀医科大学内科 助手
    • 昭和60年ロンドン大学医学部留学(62年に帰国)
    • 昭和62年佐賀医科大学内科 助手に復職、その後講師に昇任
    • 平成5年岡崎国立共同研究機構 生理学研究所 教授
    • 平成16年法人化に伴い、施設名称が自然科学研究機構に変更
  • 【研究概要】
    •  脳波、脳磁図、機能的MRI, 近赤外線分光法(NIRS)などの手法を用いて、ヒトを対象とした高次脳機能研究を行っている。
       主要研究テーマは、「顔認知機構の解明」と「痛み・痒みの認知メカニズムの解明」である。
  • 【主なご業績】
    1. Morita T, Kosaka H, Saito DN, Fuji T, Ishitobi M, Munesue T, Inohara K, Okazawa H, Kakigi R, Sadato N (2016) Neural correlates of emotion processing during observed self-face recognition in individuals with autism spectrum disorders.
      Research in Autism Spectrum Disorders. 26: 16-32, 2016. doi:10.1016/j.rasd.2016.02.011
    2. Miki K, Honda Y, Takeshima Y, Watanabe S, Kakigi R (2015) Differential age-related changes in N170 responses to upright faces, inverted faces, and eyes in Japanese children.
      Frontiers in Human Neuroscience. 9:263. doi: 10.3389/fnhum.2015.00263.
    3. Matsuyoshi D, Morita T, Kochiyama T, Tanabe HC, Sadato N, Kakigi R (2015) Dissociable cortical pathways for qualitative and quantitative mechanisms in the face inversion effect. J Neuroscience 35: 4268-4279. doi: 10.1523/JNEUROSCI.3960-14.2015.
    4. Tsuruhara A, Inui K, Kakigi R (2014) Steady-state visual-evoked response to upright and inverted geometrical faces: A magnetoencephalography study. Neurosci Lett. 562: 19-23. doi: 10.1016/j.neulet.2014.01.001
    5. 柿木隆介(2015) 「記憶力の脳科学」、大和書房
    6. 柿木隆介(2015) 「どうでもいいことで悩まない技術」、文響社

開催概要

講義内容

 近年、「顔認知機能」の研究が非常に盛んになってきた。顔認知は言語認知と並んで、人間が社会生活を送る上で最も重要な機能と考えられるようになってきたからである。「顔認知機能」の障害は教育現場においても様々な問題を生じている可能性がある。特に近年、自閉症の原因の1つとして「顔認知機能の障害」が考えられており、臨床的研究も急速に進んでいる。その重要性が認識され、文部科学省の新学術領域研究に、私が領域代表者として申請した「学際的研究による顔認知メカニズムの解明(略称:顔認知)」が採択され、平成20年度から24年度まで研究活動を行った(総予算約8億円)。

 本講演では、私達がこれまで行ってきた研究を中心に、神経イメージング手法を用いた顔認知機構研究の現状を紹介するため、以下のようなテーマについてお話したいと考えている。

  1. 静止顔の認知機構:特に「倒立顔現象」の生理学的解明
  2. 他人の「目(視線)の動き」を認知する機能の解明
  3. 意識にのぼらないような顔刺激(サブリミナル刺激)に対する反応
  4. 顔認知研究を用いた「おもてなし」の脳内機構の解明
日時
2017/10/6(金) 13:30~17:00(13:10より受付開始)
※ 柿木先生のご講義は、15:15~16:45です。
場所
▶ワテラスコモン(御茶ノ水)
(東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地)
お問い合わせ先
本アカデミーに関するご質問等は、応用脳科学コンソーシアム事務局ホームページの ▶お問い合わせフォームより、お問い合わせください。
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