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2016年2月18日

「都市地域に暮らす子育て家族の生活環境・移住意向調査」

子育て世代の移住定住施策として効果が高いのは「自然体験」を重視した保育・教育

株式会社NTTデータ経営研究所

株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐々木 康志)は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江)が提供する「NTTコム リサーチ」登録モニターのうち首都圏及び全国の政令指定都市に居住する子育て家族(6歳未満の子供をもつ親)を対象に、「子育て環境意向調査」を実施しました。

地方における過疎化・高齢化が急速に進む一方で、地方のポテンシャルである自然の豊かさや子育て機能への見直しが進み、地方での暮らしを希望する若者や子育て世代が増え、「田園回帰」の兆しが見えているとも言われています。「田園回帰」をそれぞれの地域で進めていくためには、都市地域に居住する若者や子育て家族の移住に関する希望や条件を分析し、施策を検討することが必要だと考えられます。

そこで本調査では、特に地方からのニーズの高い子育て世代の移住希望を分析するため、アンケートを実施し、「都市地域に暮らす子育て家族の生活環境と地方への移住意向」を解明すべく分析を行いました。

【主な調査結果】

  1. 1.子育てを支援する祖父母や親族がいない人が約半数
    • 都市地域に暮らす6歳以下の子供のみを持つ男女において、同居または近所に住んでおり、子育てをサポートしてくれる祖父母や親族がいない人は49.4%であり、約半数が孤独な環境下で子育てをしていることが分かった。

      参照1.1

  2. 2.子育てにおけるストレスを「頻繁に」感じている割合は約3割、「ときどき」も合わせると約4分の3 
    • 子育てにおけるストレスや不安を「常に感じている」と「よく感じている」を合わせると29.7%であり約3割の親が頻繁なストレスや不安を抱えていることが分かった。さらに「時々感じている」まで合わせると75.3%と約4分の3の親が子育てにおけるストレスや不安を抱えていることが分かった。子育てにおけるストレスや不安で大きいのは「時間的拘束」、「経済的負担」、「仕事との両立」。「外遊びの不足」、「テレビ・ゲームへの依存」、「物音への配慮」など都市生活ならではの不安も見られた。

      参照1.2

  3. 3.子供の自然体験不足を認識している親は約3分の2
    • 「ほとんど自然体験ができていない」が20.5%と2割であり、「あまり自然体験ができていない」は46.0%と最も多く、両者を合わせると、子供の自然体験不足を認識している人は約3分の2であった。

      参照1.4

  4. 4.地方への移住・転職したい・検討したい親は4割以上。うち子供の入学前までを希望する人は約15%
    • 「地方への移住・転職をしたい」との回答は41.2%であり、そのうち、子どもが「入園前までに」および「入学前までに」地方へ移住・転職したい・検討したいという、数年以内での意向を示した回答は14.7%であった。

      参照2.2

  5. 5.移住・転職先で人気なのは東京都、神奈川県、北海道、沖縄県、千葉県。伸び率が高いのは、沖縄県、北海道、長野県、兵庫県
    • 地方への移住・転職をしたい・検討したいとの回答者に「移住・転職先として検討してみたい都道府県」を5つまで 質問したところ、最も多いのが東京都(16.2%)、次いで神奈川県(14.3%)、北海道(11.9%)、沖縄県(10.9%)、千葉県(9.3%) であった。東京都や神奈川県、千葉県などは現在の居住地周辺における移住ニーズが高いからと考えられる。
      また、希望する移住・転職先の回答が、現在の居住地よりも5%以上大きく伸びたのは沖縄県(+10.9%)、北海道(+8.4%)、長野県(+6.9%)、兵庫県(+5.4%)であり、周辺地域に居住している人以外からの希望が多いことが分かる。

      参照2.3

  6. 6.地方への移住・転職を考えるきっかけは「子育てのため」
    • 地方への移住・転職を考えるきっかけとして最も多いのは「子育てのため(29.7%)」、次いで「スローライフ・自分らしい生き方のため(26.4%)」、「出身地や親元等へのUターン(24.0%)」であった。子育て世代の意識として、子育てのために自然豊かなところなどで暮らしたいというニーズが浮かび上がる。

      参照2.4

  7. 7.移住先の保育園・幼稚園として魅力のあるのは「自然環境を活かした保育・教育」
    • 地方への移住・転職などを行う場合、保育園・幼稚園の条件として、特に魅力があると思うものとして「自然環境を活かし、子供の五感、生きる強さ、主体性を育成する保育・教育のある環境」が最も多く第1位として選択した人が59.4%、1位~3位の合計では87.2%に上った。次いで、経済的支援や早期教育なども半数以上であった。

      参照2.5

  8. 8.森のようちえんへの関心は半数以上。自然体験の機会への希望が多い。
    • “森のようちえん(注)”に子どもを通わせることに「関心がある」「やや関心がある」との回答が半数以上であった。内容としては「川遊び、里山散策、岩登り、火おこし、かまくらづくり、どろんこ遊びなど自然体験」(54.2%)、「田植え、稲刈り、芋ほりなど農林業体験」(46.5%)など自然を活かした保育・教育内容への希望が多かった。

      参照2.6

      注:”森のようちえん”とは、森林などの自然を活かして、子どもの主体性を尊重にして幼児教育・保育を行う取組の総称で、デンマークやドイツ、韓国などで普及し、我が国でも行政による支援策がはじまる等、拡がりをみせている。

  9. 9.地方への移住により、今後の出産意向が増加
    • 今後の出産の意向について「現在の環境の場合」と「地方に移住した場合」で聞いたところ、もう1人子供がほしい、もう2人子供がほしい、もう3人以上子供がほしいの回答者がそれぞれ増加し、あわせて約1割が地方に移住することにより子供を増やしたいという意向となっていた。さらに、子供を増やすことを望んでいないという割合は現在の環境では43.9%であるのに対し、地方に移住した場合には31.6%と1割以上も減少した。

      参照2.7

  10. 10.参加してみたい地方移住・暮らし紹介イベントは「自然の中でのあそび体験」、「子育て環境体験」
    • 「地方への移住・暮らしを紹介するイベント等で、参加してみたいもの」を聞いたところ、最も回答が多かったのが「自然の中でのあそび体験会、子育て環境の体験会」で約5割であった。次いで「地方で開催されるおまつりなど(34.3%)」、「地方で開催される農業体験、自然体験会(29.7%)」などであり、現地で開催されるイベントなどへの参加意向が高かった。移住を具体的に考える前の段階でも、子供の自然体験という位置づけで、現地へ足を運ぶ可能性があることが示された。

      参照2.8

 ※その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。



【本件に関するお問い合わせ先】

■ 報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ経営研究所
コーポレート統括部 経営企画部
井上、伊達
Tel:03-5213-4016(代)
E-mail:


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株式会社NTTデータ経営研究所
ライフ・バリュークリエイション
新見 友紀子、矢野 勝彦
Tel:03-5213-4057

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